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(トップ画像出典: ©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会)
出動命令
隊員諸君、また新たな出動命令だ!『チェンソーマン』『ルックバック』の藤本タツキが若き日に描いた短編をアニメ化した『藤本タツキ 17-26』が、世界的なテレビ賞「国際エミー賞」にノミネートされた。受賞作の発表は現地時間11月23日。9月30日にはBlu-rayも発売される。詳細を確認せよ。
- アニメ『藤本タツキ 17-26』が、第54回国際エミー賞の「短編シリーズ部門」にノミネート。ノミネートは米国現地時間2026年9月23日に発表された
- 短編シリーズ部門でノミネートされたのは4作品。受賞作は現地時間11月23日にニューヨークで開かれる授賞式で発表される
- 藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた読み切り8作品を、7人の監督と6つのアニメーションスタジオが分担してアニメ化した
- 2025年11月8日からPrime Videoで世界独占配信中で、配信初日にランキング1位を獲得。2026年9月30日にはBlu-rayが発売される
詳細レポート
16部門・22か国64作品がノミネート、短編シリーズ部門は4作品
国際エミー賞は、国際テレビ芸術科学アカデミーが主催する、米国外で制作・放送されたテレビ番組を対象とした国際的なテレビ賞だ。今回は米国現地時間9月23日に、16部門で22か国・計64作品のノミネートが発表された。『藤本タツキ 17-26』が選ばれた「短編シリーズ部門」は、短い尺のエピソードで構成されるシリーズ作品を対象とした部門で、ノミネートは4作品。受賞作は、現地時間11月23日にニューヨークで開催される第54回国際エミー賞授賞式で発表される。
本作はすでに海外の映画祭でも評価を得ている。収録作のひとつ「シカク」は、プチョン国際アニメーション映画祭の短編コンペティション部門で「観客賞」を受賞。「庭には二羽ニワトリがいた。」は、アヌシー国際アニメーション映画祭2026の公式コンペティション部門「Midnight Short Film Competition」に正式出品された。

映画祭での受賞や選出に続いて、今度はテレビ賞の世界舞台だ。短編集のアニメ化が海外でここまで評価されるとは、痛快だな。
8作品を7人の監督と6スタジオで描き分けた異色の体制
『藤本タツキ 17-26』は、藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた読み切りを収めた『藤本タツキ短編集 17-21』『藤本タツキ短編集 22-26』(集英社ジャンプコミックス)の全8作品をアニメ化した作品だ。人類が滅亡した世界で生き残った2人の絆を描く「庭には二羽ニワトリがいた。」、思春期の衝動がさく裂する「佐々木くんが銃弾止めた」、SFラブコメ「恋は盲目」、殺し屋少女の暴走愛を描く「シカク」、少年と人魚の恋「人魚ラプソディ」、「目が覚めたら女の子になっていた病」、兄妹の再生の物語「予言のナユタ」、絵に懸ける姉妹の葛藤を描く「妹の姉」と、作風の違う物語が並ぶ。
最大の特徴は、8作品を7人の監督と6つのアニメーションスタジオが分担した制作体制だ。監督にはTVアニメ『ブルーロック』の渡邉徹明、映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の武内宣之、TVアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』の寺澤和晃らが参加し、スタジオはZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKSが担当した。ボイスキャストには小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和らに加え、芸人の岡野陽一も参加している。作品の詳細は公式サイトで確認できる。

1作ごとに監督もスタジオも違うから、同じ作家の原作なのに毎回まったく別の味がする。オムニバスならではの贅沢さだ。
Prime Videoで配信中、Blu-rayは9月30日発売
本作は2025年11月8日(土)からPrime Videoで世界独占配信中だ。手元に残したい人向けには、2026年9月30日(水)にBlu-rayが発売される。楽天ブックスでは、「Blu-ray Special Edition」が11,880円、「Blu-ray Standard Edition」が4,400円で予約を受け付けている。
気になるポイント
Q. 見るには何が必要?
A. 配信はPrime Videoの独占なので、視聴にはAmazonプライム会員などの登録が必要になる。
Q. Blu-rayは何種類ある? どこで買える?
A. 公式サイトのDISCOGRAPHYには、Limited Edition(受付終了)、Special Edition、Standard Editionの3種類が載っている。楽天ブックスの価格は、店舗や特典の有無によって異なる。
注意報

藤本タツキといえば『チェンソーマン』『ルックバック』の印象が強いが、この作品で描かれるのは、プロとして大ヒットを飛ばす前の「原点」だ。荒削りな短編を、作品ごとに違う監督とスタジオが自由に解釈したことで、一本の短編集が8通りのアニメ表現の見本市のようになった。
そうした挑戦が、国際エミー賞という世界のテレビ業界の舞台で評価されたのは意義深い。11月23日の授賞式まで、配信やBlu-rayで8作品を見比べておくのもいいだろう。
8作品はそれぞれ独立した読み切りなので、全部を通して見る必要はない。人類滅亡後の2人を描く「庭には二羽ニワトリがいた。」、SFラブコメの「恋は盲目」など作風はばらばらだから、気になる題材の1本から入るのが、短編集らしい楽しみ方だろう。
次の指令
アニメ『藤本タツキ 17-26』が国際エミー賞の短編シリーズ部門にノミネート、受賞作の発表は現地時間11月23日だ。隊員たちよ、9月30日発売のBlu-rayとあわせて、世界が注目する短編アニメに乗り遅れるな。
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