(トップ画像出典: 株式会社ワイルドドッグ・PR TIMES)
出動命令(10万本突破・評価・価格・人数)
開発は東京のインディーゲームスタジオ、ワイルドドッグ。前作『Keep Digging』は全世界で45万本を売り上げている(10月9日のプレスリリース)。本作は9月28日の配信予定が延び、10月9日に早期アクセスが始まった。その1週間後の10月16日、開発元はSteam告知で「10万本を突破した」と発表している。隊員諸君、今回の任務は、仕込みから皿洗いまで全部やる店主の座だ。
- 配信形態: 早期アクセス。Windows PC向けのSteam配信で、Mac・Linuxは対象外
- 評価(10月17日取得): 全体418件、好評382件・不評36件で好評率91.4%、「非常に好評」
- 遊び方: 最大6人のオンライン協力プレイ、またはNPCアルバイトを雇ったソロ経営
- 対応言語: 日本語を含む10言語。日本語はインターフェースにチェックがあり、フル音声・字幕の欄は空欄(Steamストア表示)
- 開発元の予定: 早期アクセス期間は約6か月。価格は段階的に引き上げる予定
詳細レポート(値段・評価・更新・ロードマップ・動作環境)
『Japanese Ramen Simulator』の値段は? 記念セールは終了
Steamのストアページでは、10月17日の時点で、通常1,900円が15%OFFの1,615円と表示され、「リリース記念セール!10月23日に終了」とあった。11月2日時点では割引がなく、通常の1,900円になっている。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 通常価格 | 1,900円 | Steamストアページ |
| 発売記念価格 | 1,615円(15%OFF)。10月23日に終了し、11月2日時点は通常の1,900円 | Steamストアページ |
| 割引の変更 | 10月6日のSteam告知で、延期のお詫びとして当初の計画より割引を拡大 | Steam告知(10月6日) |
早期アクセス中の価格は、開発元が「大型コンテンツの追加や正式リリースへの移行に合わせて段階的に引き上げる予定」と説明している。一方で、早期アクセス期間中に買った人に、将来の価格変更による追加費用は発生しないとも書いている。
Steamの評価は?言語別の好評率は?
10月17日に取得したSteamストアページのレビュー集計は、全体で418件、好評382件・不評36件(好評率91.4%、「非常に好評」)。10月9日の配信直後は評価スコアが出ていなかったので、約1週間で420件近いレビューが集まった形だ。同じ日の同時接続数は1,362人だった(取得時点の現在値で、最大値ではない)。11月2日のストアページでは、レビュー651件中92%が好評で「非常に好評」と表示されている。
Steamのレビューは国ではなく、投稿に使われた言語で分類される。上位の言語は次のとおり。
| 言語 | 件数 | 好評率 |
|---|---|---|
| 英語 | 147件 | 95.2% |
| 日本語 | 104件(言語別の資料) | 90.4% |
| 中国語(繁体字) | 63件 | 92.1% |
| 韓国語 | 32件 | 96.9% |
日本語の件数は、全体評価の資料で103件(好評93・不評10)、言語別の資料で104件(好評94・不評10)と食い違う。出典はいずれも10月17日のSteamのレビュー集計で、表の日本語は言語別の資料の数だ。
「役に立った順」の上位レビュー(日本語25件、英語・繁体字・韓国語は各15件)の傾向を、原文を引用せず要約すると次のとおり。全レビューの傾向とは限らない。
- 好評の点: 食材やトッピングの種類の多さ、ラーメンや餃子の見た目、マイデザイン(自作の絵を看板やのれんに使える機能)、友人と役割を分けて店を回すマルチの楽しさ。日本語では、チュートリアルが丁寧との声や、配信後の更新が早いとの声もある
- 不満の点: ソロだと中盤以降は忙しすぎて厳しい、アルバイトの種類が限られる、手押し車や視点の酔いやすさ、「経営」というより現場の仕事に近い、メニューを自分で選べない。机を動かすと上の物が落ちるという不満も複数の言語にある(この2点は、10月15日の更新で対応が告知されている。後述)
- 更新との関係: メニューの出し分けが可能になったなど、更新で不満が解消されたと追記するレビューもある。ただし現在のゲームの挙動はわからない
最大何人で遊べる?ソロでも遊べる?
Steamストアページと開発元の公式サイトは、どちらも「最大6人」としている。ソロ(一人プレイ)も用意されていて、NPCアルバイトを雇って一人で店を回せる。ただしレビューには、ソロは中盤から忙しくなるという声が日本語・英語・韓国語のいずれにもある。
一方、ワイルドドッグの10月9日のプレスリリースは、見出しが「最大10人(推奨6人)」で、本文は「最大6人」と書いている。Steamと公式サイトに10人の記載はなく、Steam(購入ページ)の「最大6人」を採用する。7人以上で遊べるかはわからない。
延期の経緯は?9月28日から10月9日までの時系列
開発元は、Steamの発売前審査の遅れにより延期したと説明している。Steam告知から追える流れは次のとおり。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 9月28日 | 審査の遅れで配信されず。新しい日時は未定と告知 |
| 10月2日 | コントローラー対応の設定とクラウド同期について指摘を受け、対応して再提出したと報告。審査チームが混み合っているとの説明を受けたとのこと |
| 10月6日 | 審査を通過。10月9日(日本時間17時)に決定。15%OFFを告知。ウィッシュリストは20万件超 |
| 10月9日 | Steamで配信。Day1アップデートも同時に公開 |
ラーメン店経営はどう遊ぶ?
仕込みから接客、片付けまでを全部やるのが基本で、ラーメンは麺のゆで加減やスープの温度、食材の組み合わせ、物理演算による盛り付けで一杯ごとに仕上がりが変わる、とSteamの説明にある。餃子やビール、チャーシュー丼なども出せる。営業中には、ラーメン評論家の来店、レジを狙う泥棒、火災といったイベントが起きる。

(画像出典: Steamストアページ(Wild Dog))

評論家の来店や泥棒まで入る経営シムは、仕込みの手順より「店のピンチをどう切り抜けるか」が見せ場になりそうだ。
視点切り替えとコントローラーは?
一人称視点(調理に没頭)と三人称視点(自分や周囲を見渡せる)を切り替えられ、一人称で酔いやすい人は好みに合わせて選べるとSteamに書かれている。コントローラーは「部分的コントローラサポート」の表示で、全操作が対応しているかはわからない。

(画像出典: Steamストアページ(Wild Dog))
配信後のアップデートで何が変わった?
配信後、開発元は10月9日から10月31日までに5回の更新をSteamで告知している。
| 日付(日本時間) | バージョン | 主な内容 |
|---|---|---|
| 10月9日 | Day1アップデート(v0.1.48) | 担々麺とニラ、皿やおぼんを片付けて洗う皿片付けバイト、まな板の固定。客の支払額の調整や多数のバグ修正 |
| 10月10日 | v0.1.50 | チュートリアルの開始レベルや装飾品の解放レベルの調整(マイラーメンの案内がLv.12からLv.4に、間仕切り壁などがLv.12からLv.10に)。クラッシュ対策 |
| 10月15日 | v0.1.57 | 配膳スタッフ、小型冷蔵庫・どんぶり棚などの新設備、ワールド設定、壁・床・天井の色変更、ホストによるキック機能、各種バグ修正 |
| 10月28日 | v0.1.63 | 食券機(店のレベル12から)、スタッフの外見カスタマイズ、テキストチャット、ワールド設定の時間経過の調整(0.5〜1.5倍)、三人称カメラの距離調整、多数の修正 |
| 10月31日 | ミニアップデート | マルチプレイの通信方式をオプションでEOSとSteam Networkingから選べるように。配膳・皿まわりの修正 |
10月15日のv0.1.57は、ソロ向けの変更が目立つ。配膳スタッフは店のレベル9から作業台を買えるようになり、仕上げた料理を客席に運んでくれる。ワールド設定は店ごとに保存され、マルチではホストが変更できる。内容は、客足・待ち時間・会計の倍率を調整するカスタム難易度、泥棒の出現のオン・オフ、ラーメンの注文をマイラーメンのレシピに限る設定、サイドメニューや飲み物ごとの注文のオン・オフだ。ビルドモードで作業台やカウンターを動かすと、上に置いた物も一緒に動くようにもなった。ほかに、運べるおぼんの数が5から10に増えるなどの調整や、クラッシュ対策を含む多数の修正が入っている。
Day1アップデートでは、皿片付けバイトについて開発元が「一人でも店を切り盛りしやすくなった」と説明している。詳細はSteamの告知一覧にある。
今後のロードマップは?
10月16日の告知で、開発元は早期アクセス中の予定を初期・中期・後期に分けて示した。公式は「内容と実装の順序は、開発の進み具合やプレイヤーの意見で変わることがある」と明記している。
| 時期 | 予定されている主な内容 |
|---|---|
| 初期 | 唐揚げ、複数の設置物をまとめて移動、スタッフのキャラクターカスタマイズ、新しい評論家、新しい難易度、食券機、セルフ式の給水機、レベル上限35 |
| 中期 | 餃子係・ビール係などの新しいスタッフの役割、マイサウンド(店内BGMや入店チャイム)、新トッピング、チャーハン、防犯タレット、店のレイアウトのプリセット、チュートリアル集、テキストチャット、レベル上限40 |
| 後期 | 新しいラーメンの種類、屋台、麺作り、フォトモード、レベル上限50 |
後期には、ほかにも追加の遊びが予定されている。あくまで計画であり、実装時期は未定だ。初期の食券機とスタッフのキャラクターカスタマイズ、中期のテキストチャットは、10月28日の更新で入っている。
動作環境と対応言語は?
Windows 10/11の64bit向けで、Steamストアの記載は次のとおり。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 11 64bit |
| プロセッサー | Intel Core i5 | Intel Core i7 |
| メモリー | 8GB | 16GB |
| グラフィック | GTX 1060 / RX 580(VRAM 6GB以上) | GTX 1660 / R9 390X(VRAM 6GB以上) |
ストレージは10GBの空き、DirectXは最低11・推奨12で、どちらもブロードバンドインターネット接続が必要とされている。
対応言語は、日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)、ポルトガル語(ブラジル)、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語の10言語。日本語はインターフェースにチェックがあり、フル音声・字幕の欄は空欄になっている。Steamクラウド(セーブの同期)とSteam実績にも対応する。
『Japanese Ramen Simulator』を買う前に何を確認すればいい?
- 価格: リリース記念の15%OFFは10月23日に終了。購入前に、購入画面で今の価格を確かめる
- PCの性能: グラフィックのVRAMは最低でも6GB以上と書かれている。購入前にストアページの要件と、自分のPCを見比べる
- 遊ぶ人数: 上位レビューにはマルチを推す声が多く、ソロは中盤から忙しいという声が複数ある。一方、ソロで楽しめたという声もある。更新でソロ向けの機能は増えているが、実際の遊びやすさはわからない
- 早期アクセスの範囲: 完成版ではない。Steamは「これから変わることも変わらないこともありえます」と案内している
注意報(早期アクセス・数字の出どころに注意)

延期で配信が11日延びたのに、配信から1週間で10万本突破の告知まで届いた。しかも開発元は、延期のお詫びとして当初の予定より割引を広げ、その後も1週間で3回更新している。10万本は開発元の発表の数字だ。
友達と店を回して盛り上がりたい隊員や、物理演算で盛り付けを凝りたい隊員は、早期アクセスで不具合や調整が続く点も込みで楽しめそうだ。ソロ向けの機能(配膳スタッフ、カスタム難易度)が増えたので、一人で遊びたい隊員は、その内容を踏まえて判断したい。
次の注目点は、10月16日に出たロードマップ。食券機やテキストチャットは10月28日の更新で入ったので、ほかの項目がどの順に形になるかを追いたい。
次の指令(購入前の最終確認)
Steamストアページで、日本語表示と動作環境、価格の表示を確かめてから購入しよう。遊ぶ仲間がいるなら、先に誰が買うかを決めておきたい。


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